マダムゆうこの独り言

PR会社社長。子どもを育てながら仕事を続けてきた経験をもとに働く女性を応援したい。

保育園不足解決策

保育園が不足して社会問題になっていますよね。

保育園に拘わるいろいろな問題を整理してみましょう。

問題解決策その1:

昔から幼稚園が不足しているってあまり聞かないですよね。

内閣府の2015年発表の「子ども・若者白書」によると2014年時点での幼稚園数は12,905園、園児数は156万人、保育園は24,425園、園児数は227万人となっています。

2005年の幼稚園の園児数は174万人、保育園の園児数は199万人ということですから、幼稚園では18万人減少、保育園では28万人増加しています。

単純に見ると保育園では28万人不足ということになりますが、幼稚園の方で受け入れてくれれば28-18=10万人の差ということになります。

ご存知のように幼稚園は文部科学省、幼稚園は厚生労働省と管轄が違うので、県や市、区レベルの受け入れ(申し込み窓口)も異なります。

これをまず一元化し、幼稚園を限りなく保育園に近づけること。

問題解決策その2:

今健康経営とか言われて従業員50人以上の企業では社員のストレスチェックを義務付けていますが、ある一定の従業員がいる企業には社内に保育園を作ることと保育士を正規社員として雇用することを義務づければ、子どもを会社につれて来て預けることができます。

その場合は育児短時間勤務と併用してラッシュ時を避けた時差通勤とします。

もしくは、1キロメートル四方1単位としてそこに事業所を持っている企業が費用を出し合って保育園を作るなど、まずは受け入れる保育園を増やすことが必要でしょう。

問題解決策その3:

今の保育園にはプールが必要とか規定が多すぎるので、最低限必要な事だけを決めて保育園を作り易くします。規制緩和でしょうか。

問題解決その4:

保育士の給与が低いことを改善しないといけないですね。

解決策その2で企業(この場合は大企業)の正規社員となればある程度の給与が見込まれるのでは?

また、現在の保育料を親の年収に比例して引き上げることも必要ではないでしょうか?

問題解決策その5:

保育園を自由競争にして、選べるようにする。つまり保育園の民営化です。

今、認可と無認可という問題がありますが、みんな無認可にして価格に応じたサービスを提供するシステムにしては?幼稚園は私立の方が多く、それぞれ特色を出して園児獲得を頑張っていますが、保育園もブランド保育園、一般的な保育園など色々と特色を出しても良いと思います。預ける時間も、ニーズに合わせて設定できれば・・・保育園の民営化ですね。