マダムゆうこの独り言

PR会社社長。子どもを育てながら仕事を続けてきた経験をもとに働く女性を応援したい。

残業代ゼロを考える

今日の日経産業新聞

東レ経営研究所社長 佐々木 常夫氏の記事がありました。

題して

ノー残業で成果を上げる

限られた時間で仕事を効率よく

佐々木氏自身、ご家族のご病気等で残業ができない環境だったようです。

そこで考えたのが

「定時に帰る覚悟」だったようです。

つまり、キチンと仕事をしていて、その時間までに終わっていれば

残業する必要が無いのです。

その為にどうするか?

私は会社では時間管理という言葉を使っています。

仕事を5分でできる仕事、10分でできる仕事、30分でできる仕事、1時間、2時間に分けます。

1つの仕事に2時間以上はかけないというのがルールです。

2時間以上もかかる仕事であれば、どこかでインターバルを置かないと

集中力が切れてしまって、結局PCを見つめている時間だけが

刻々と過ぎてしまっている、という状態になってしまいます。

また、会議は1時間をめどに進めるが原則です。

それ以上かかる様なら、仕切り直しすること。

仕事を始める前に、いつ終わらせるかを決めることで

効率も上がります。

さらに、私が子育て中でどうしても定時に帰らなければならない時は

終業時間は3時までと考えて、すべての仕事を3時までに終わらせるような

イメージで働いていました。

5時までとか6時まである、と思うとどうしてもその時間に合わせてしまいがちになります。

時間を前倒しにして考えること。

今日の佐々木氏の記事でも

記者が取材時間を1時間見て下さいと言ったことに対して

佐々木氏の秘書が、40分と考えて下さい、と言ったそうです。

1時間ならそこまであると思うから、どうしてもそれ以上時間がかかってしまう。

40分ならそこまでで終わらせるような意識が働くということだと思います。

つまり、いつもそのくらいのロスタイムを見て置くことが必要。

これはまさに、私が実践していたこと。

業務時間を3分の2としてカウントすると、ちょうどうまくはまるのではないでしょうか?

しかし、帰り際にいきなりドンと仕事を振ってくるような会社がありますよね。

その場合は、ノー残業という社会風潮を盾に、全社的な仕事のスケジュール化

及び情報の共有化をはかるべく、社内協力者を集めることだと思います。

普通会社に改善を要望する人が多いですが、自分たちがやりやすい方法を提示したほうが

早いと思いますし、会社VS社員(経営層VS労働者)というような意識を払しょくしたほうが

会社自体の風通しが良くなると思います。

まずは、自分たちで改善策をつくり、成功例を示すことで初めて会社が動き出すのでは?

うちの会社で最も困るのが

クライアントです。

クライアントは大手上場企業が多いのですが、

自分の会社がノー残業デイを施行しているので、

夕方「もう電気が消されてしまうのだけど、明日の朝の会議で使うので○○をまとめて欲しい」

なんて平気で言って来たりします。

ノー残業にはルールがあることを大手企業の人事担当者は考えているんでしょうかね。

私が社員にいつも言っていることは、

人にお願いする仕事は朝一番にお願いすること

午前中は集中力が必要な考える業務をすること

夕方はあまり頭を使わないで済むような単純な仕事をすること

ノー残業にする為には

単に(早く帰れという)時間だけの問題ではなく

社内システムや

業務の内容も関係させないといけないと思います。