マダムゆうこの独り言

PR会社社長。子どもを育てながら仕事を続けてきた経験をもとに働く女性を応援したい。

水平社宣言 自分より下を見つけて安心

3月6日の朝日新聞夕刊に 

被差別部落出身の小学校の先生の

記事がありました。

その中で、印象に残ったのが

自分より下

の人を見つけて安心しようとする

意識を変えないと

差別はなくならない

というコメントです。

これは、部落に限ったことでもなく

日常的に起こっていることではないでしょか?

例えば、いじめもそうでしょう。

誰か一人をターゲットにして

いじめていれば、自分はとりあえず

いじめにあわないサイドにいる

という心理。

パワハラもそうでしょう。

パワハラする人は誰か自分より

弱い人、下の人を見つけて

自分の弱さを見られないように

心理的に武装しているのではないでしょうか?

DVにも共通点があると思います。

だた、いじめやパワハラは人間関係

によって決まりますが、

差別はその人がどんなに素敵な人であっても

生まれに左右されますね。

ちょうど昨日、

招かれざる客

という映画を見ました。

ずいぶん以前に見たのですが

その時は黒人男性と白人女性の

恋愛ものがたりで、最後はパッピーエンド

というくらいにしか

思っていなかったのですが・・・

今回は、人種を超えての結婚は本人たちもそうですが

周囲の考えがしっかりしていないと大変だな

と思いましたし、

さらに、これはハッピーエンドではなく

今後、2人がどんな困難な状況を乗り越えていくのか

結婚後の困難さを想像してしまいました。

時代は1969年(だったと思います)

今は、改善しているか?というと

先日、アメリカの異人種間の結婚が増えて

いるとの発表がありましたが、

最も多かったのか、ヒスパニック系と白人で

白人と黒人の結婚はまだまだ少数だったように

記憶しています。

話がそれてしまいましたが、

この記事にあるように

自分より下を見つけて安心しようとする

意識を変えないと

差別はなくならない

という言葉に同感しました。