ロンドン紀行 その6 イギリスに見た日本の将来像
ロンドンの食べ物が相変わらずまずいとか、
物価が高いとか書きましたが、
今回の旅行で、ロンドンに日本が見習うべき未来の姿を見出しました。
大英帝国、かつて7つの海を征し、自国の領土だけで世界一周できた国。
そのイメージで訪れると、ロンドンは田舎といった感じ。
とても自然豊かな小さな都市という風情です。
イギリスは何で儲けているのだろう。
何が中心となる産業なのだろうか?
わかりますが、今は、金融??
ということで、調べてみました。
まず、国内総生産は世界6位。ちなみに日本はアメリカ、中国に次いで第3位。
先進諸国で最も高いエネルギー資源がある。いいですね。ここが日本と違うところ。
風力発電が増加しつつある。
そういえば、空港に下り立つまえ、海上に大きなかかしのような建造物を発見。
風力発電機でした。
食糧自給率は70%を超える。
う~ん。スーパーに行きましたが、食材の種類は多くなく、野菜もあまり売っていなかった。
労働力や資本力を集中的に投下する集約農業を行っているとか。
採算の合わないものは作らない主義か?
製造業が少ない。ロンドンで従事している人はわずか6%。
やっぱり。
もの作りのイメージはありませんでした。
サービス業が経済の主要な部分を占める。
観光業がイギリスで6番目に大きな産業。
小売業も活発らしい。
そうなんです。ここが言いたいこと。
特にロンドンは、皇室ビジネスにたけていると思います。
バッキンガム宮殿然り、ダイアナ妃が住んでいたケンジントン宮殿然り、
ロイヤルアルバートホール(実際外観はたいしたことない。汚れているし)
ビクトリア&アルバート博物館(これは広くて全部歩くと13キロもあるそうで)
とか、皇室に関連する名所旧跡があると当時に、
大英帝国の歴史をそのまま、イメージできるいろいろな建造物があります。
いわば、京都がそのまま東京に移動した感じ。
これに、実際今ロイヤルファミリーがそこにいるという臨場感。
それが、ロンドンを一大観光名所にした理由でしょうね。
もう一つは、例えばシャーロックホームズとかハリーポッターを目当てに来る人たち、
ホームズの家は、観光のために150年ほど前の家をホームズの家に見立てたのですが、
床が傾いていて今にも壊れそう。ここに観光客の長蛇の列ができるそうです。
入場料も高いし。
余談ですがベーカー街はちょっとイメージ違いでした。
イギリスの産業で今発展しているのが、創造的な産業
つまり、広告・映画・テレビ、デザイン、出版、音楽、アートなどだそうです。
デザインやアートなどはそんな感じがします。
それに私は留学ビジネスを加えたいと思います。
入国するときに、ちょうど新学期だったこともあるとは思いますが
留学生の長蛇の列ができていました。
東洋人(日本人より中国、台湾、韓国が多い)インド・アラブのどちらかというと色黒の人たち
EU諸国・東欧系の人たちが入り乱れていました。
専用の審査ラインができていました。
では、どこが日本が見習うべきなのか
安倍政権が掲げている
観光と文化。
つまり、クールジャパンを推進することです。