グリーグ ノクターン OP54-4
今回の発表会用の曲は
ノルウエーの作曲家 エドヴァルド・ハーゲル・グリーグ(1843-1907)の
ノクターンでした。
多くのピアノ曲を作曲しています。
前回がショパンのノクターンでしたから同じようなイメージの曲だったとは思います。
しかし、グリーグはやはり北欧チックな音を要求してきます。
今回の会場はサントリーホールのブルーローズで、プロの演奏会も開かれる素晴らしホールでした。
順番待ちの時に、
他の人の演奏を聞いてしまうと、自分の曲が思い出せないような錯覚に陥ってしまうことに気付きました。
それを察したのか、先生が気が散るからなるべく聞こえないところにいるようにと言って下さいました。
これは、フュギュアスケートの時に選手がイヤーフォンをつけて音楽を聞いている状態に近いと思いました。
自分の曲に集中することができます。
次回からはそのようにしよう!
ピアノとフュギュアスケートは似ているような気がします。
というわけで、前の方が終わる頃に舞台のそで口に・・・
気付いたら、あっという間に、舞台に上がっていました。
先生が気を使って、いすを直してくれました。
さて、演奏は・・・
出だし、まあまあでは
先生の指示より少し早めでしたが、私はこれくらいのテンポがすき。
ちょっといい気になったら、いきなりえ?というところで音を間違えました。
何とかごまかし、ところどころえ?と思うことが有りましたが、
とにかく、止まらないことという先生の教えを忠実に守り、
多少の音はずしはごまかし、
最後の方で、このような会場でこんな大きなグランドピアノで弾けるって
幸せ!ってひとり幸せに浸っていたところで、
グリーグ様には申し訳ないのですが、勝手に編曲させていただきました。
ということで、どうにかごまかせた発表会でした。
終わった後、先生から「いつもはもっと上手なんだけどね、他の人は良かった、って言っていましたよ。」
とのお言葉。
あまり知られていない曲を選んで、多少の音はずしはごまかす、という先生の戦略がばっちりはまりました。
「オーデション形式の発表会がいろいろなところであるので、
そのようなところでたくさん弾いた方が良い。」
つまり場数を踏みなさいというアドバイス。
ちなみに、「冬の発表会は2曲弾かせますから」、と宣言されてしまいました。
考えたら、このような会場での発表会は大学生以来
昔は聴衆が気になったのですが、
今回は全く気になりませんでした。
それより、こんな広いところで大きなピアノで弾けることの喜びの方が大きかったです。
主人はビデオに撮ったのですが、
家に帰ってから、ドビッシーの月の光を演奏した方のビデオを熱心に見ていました。
この曲は主人の大好きな曲で、演奏も大変にお上手でした。
主人からは
いつか、サントリーホールで、ドビッシーの月の光を演奏するようにと言われています。
何時になるか・・・・