女性管理職が増えない理由、敵は家庭内にあり??
帝国データバンクが8月14日に発表した調査によると
女性管理職がいる企業は平均で6,2%だったとか。
さらに、企業の半数は女性管理職ゼロとのこと。
対象:全国23、485社(有効回答率46,9%)
私も帝国データバンクの調査にいつも協力しているので、このような調査に回答したことを思えています。
あまり驚くような結果ではないと思います。
安倍さんは2020年の東京オリンピックまでに女性管理職の比率を30%に上げたいと言って、
企業にはっぱをかけています。
そこで私なりの提言を。
以前から書いていますが、女性に向く職業とそうでない職業があります。
この帝国データバンクの調査結果を詳しく見ていと
企業の規模別では
大企業では4,4%
中小企業では6,8%
小規模企業では9,1%
業種別では
製造業(5,0%)建設(4,1%)・運輸・倉庫(3,8%)より
小売(13,3%)・不動産(10,8%)・金融(9,6%)
の方が
女性管理職の比率が高くなっています。
平均で考えるのではなく
企業規模別、業態別に細かく分けて対策を立てる必要があるのでは?
また、国立社会保障・人口問題研究所が公表した
「第5回全国家庭動向調査」によると
家庭内の家事分担は
妻が85,1%
夫が14,9%
で
常勤の仕事を持つ妻がいる世帯でも
妻が9割以上家事をしている世帯が43%もあったそうです。
妻の平均家事労働時間が
4時間40分
常勤の仕事を持つ妻でも
3時間3分
とのことですから、
1日8時間労働(休憩1時間入れて)
9時間拘束のフルタイムの仕事をしている場合
仕事と家事で1日12時間必要です。
通勤時間を1日2時間~3時間
睡眠時間を7時間としても
残りはたった2~3時間です。
さらに管理職になれば8時間労働などと言っていられませんから、
女性の管理職が増えない理由は企業の問題だけでなく、家庭内もあるのでは???
夫の協力もしくは家事の外部化でしょうか?