マダムゆうこの独り言

PR会社社長。子どもを育てながら仕事を続けてきた経験をもとに働く女性を応援したい。

危機管理

PRと言う仕事がら、危機管理(クライシスコミュニケーション)

においてどのような対応

をしたら良いかについては、ある程度専門家だと思っている。

私の担当分野は

マスメディアへの対応であって

それに関しては、コミュニケーションの専門家の起用が

望ましい。

東電の最初の記者会見は全くいただけなかった。

自社の上司であるにかかわらず

広報担当者が発表者の名前を間違える

というお粗末さは、冷静さを疑われる。

日頃トップとのコミュニケーションがないんだな、

と思ってしまう。

さらに、記者発表を通して東電の企業体質が次々に露呈してきた。

情報の出し惜しみ、

自分達でできるとの思いこみ、

後手後手に回る対応 ETC・・・

電気は他企業との競争がないから、外を見ないで中ばっかりを

見ているという、メッセージがそれこそ

放射線のように(たとえが悪いですが)びしばしと出てきた。

そのような中で、政府との調整で発表時刻をずらして欲しい、

とのコメントが有っとき、定時には始まらないな、という私の読みは

完全に当たった。

そこで情報の開示が遅い、と言われると

今度は意味もなく、開示すればいいんでしょう、という

感じで、情報だけを垂れ流しする、と言う悪循環。

全く、東電にはコミュニケーションのプロはいないんだな

と思ってしまう。

この危機管理については、政府の対応も含めて

色々と問題がある中で、

枝野氏は冷静で、あ~、とかう~とかという言葉がなく

冷静に、きちんと説明をしている感がある。

やはり、説明能力が高い人が話すことが重要でしょう。

これからの社長はコミュニケーション能力が高い人が

なるべき、つまりPRを重要だと思う人が

なるべきだと思います。