マダムゆうこの独り言

PR会社社長。子どもを育てながら仕事を続けてきた経験をもとに働く女性を応援したい。

女性はなぜ出世しないのか?NO2

女性はなぜ出世しないのかの考察

第2回です。

第2回のテーマは、配偶者獲得時代

85年位までの、男女雇用機会均等法以前の世代です。

この時代から、女性の大学進学率も上がってきました。

今のような、就活はなかったものの、

就職する女性も増えてきています。

とはいえ、もっとも就職に有利だったのは

短大卒の女性です。

企業にとって短大卒くらいが素直で使い易い

ということでしょう。

この時代の、企業が女性に求めることは

男性のアシスタントとしての女性です。

お茶くみは当たり前。部長クラスにも

アシスタント的な女性が一人つく、くらいの

状況でした。

給与にしても男女格差は歴然とありました。

もっとも、第一期の女性達と違ってこの時代の

女性達は、就職を将来の配偶者を獲得するための

手段と考えていたところがあります。

社内結婚もかなり、多く、

人事部が選んだ人だから、失敗はないだろう

位の感覚だったのでは?

もちろん、きちんとした目的を持って

就職している人もいました。

そんな中で、女性でも優秀な人がいるんだ

ということが、男性達にもわかるようになって

きました。

一部の理解ある、組織や人は積極的に女性を

登用し始めました。

女性もそれに答えるのですが、

まだ社会や会社全体の動きではなく

理解ある上司が異動してしまうと

また、元木阿弥になってしまうことも

ありました。

そのような状況ですから、優秀な女性は

さっさと見切りを付けて退職してしまうということが

起きてきました。

私の知る限りでも、優秀な人だな、と思った人が

5年くらいで退職して

塾の講師とか、カラーコンサルタントなど

自分一人の力でできる仕事に進んだ人が

います。

そうこうしているうちに、企業も

女性の力を生かさなければいいけないと

気づき

男女雇用機会均等法が生まれます。

女性を積極的に、雇用し、女性の力を生かそうと

いうことです。

さて、第2期の女性たちから学ぶことは

女性の力を生かさない企業では

見切りをつけて、

企業人であった経験を活かしつつ

一人で出来る仕事を見つけること

でしょうか?