マダムゆうこの独り言

PR会社社長。子どもを育てながら仕事を続けてきた経験をもとに働く女性を応援したい。

女性はなぜ出世しないのか?NO3

第3回のテーマは

はしご外され時代です。

85年に男女雇用機会均等法が施行され、

女性も男性と同じ雇用条件で、働けるように

なりました。

いわゆる総合職の登場です。

これで、女性たちもやる気があれば

男性と同様にバリバリ働ける、と思いました。

しかし、ここに大きな落とし穴があったのです。

まず、会社側の問題

1)女性雇用の土壌ができていなかった

法律というシステムはできましたが、企業側が

女性をどのように育てていくのかのソフトが不足

していた。

2)女性に対する遠慮と逆差別

男性と同じように転勤や夜間労働はさせられない

というような意見があり、これが男性に対する

逆差別となり、男性陣の反発が起きた

女性の問題

1)男性社会のルール無視

男性社会ではスムーズであった仕事の

進め方が、女性が入ることによって

うまく機能しなくなった。

2)同性女性からの反発

総合職と一般職という2つの身分ができたことで

一般職女性の嫉妬や反発を受け

女性を味方につけることができなかった

これからやるんだ~と勢いよく

総合職になったものの

2年3年~5年と経つうちに

一般職女性と変わらない業務になり

結局は次第に閑職に追いやられる

悲劇の世代だと思います。

このブログでも書きましたが

以前面接した雇用機会均等法1期生は

毎日ハンコを押すだけの日々だったとか

このようにならないためにはどうしたら

良いか

1)男性社会のルールを理解する

そして、改善すべきことがあれば

男性の自尊心を傷つけないようにうまく運ぶ

2)勘違いしない

たとえ自分がデキル人だとしても、

正論でそれが通るととは思わないこと。

3)女性を味方につけること

同性から慕われる女性になること。

もし一般職の女性だけにお茶くみ当番が

あるのであれば、率先してそれを手伝うこと

決して、偉ぶってはいけない。

女性が上に立つには、

人間的バランス感覚の良さと立ち回りのうまさ

相手の気持ちを読む力が必要です。

決して、偉ぶらないことです。

もう一つ、この時代の女性の悲劇は

バブル期であったことでしょう。

仕事の本質は何かを考えることなく

売上だけは上がり、次々と仕事が増えていった時代です。

やっている感がありますが、それが本当の力では

なかったんですね。

だた、この世代は雇用法先駆者でもあるので、

自分が大好き。

バブルでよい思いをしているので、

アラフォーが元気なのも頷けます。