マダムゆうこの独り言

PR会社社長。子どもを育てながら仕事を続けてきた経験をもとに働く女性を応援したい。

女性はなぜ出世しないのか?NO4

第4回目のテーマは

「こんなはずではなかった時代」です。

95年以降、今の30代の人たちでしょう。

雇用機会均等法から10年たち

企業として、女性を雇用するノウハウが

出来てきた時代です。

男女関係なく、

リクルートスーツに身を包み

会社説明会への参加や

いわゆるエントリーシートなるものの

出現など

現在の採用形式がほぼ固まった時代だと思います。

試験をすればすべて女性のほうが

優秀である、ということが言われ始めたのも

この頃ではないでしょうか?

採用の告知に関して、男女の別や年齢制限を

明記できなくなったのもこのころでは?

女性向の仕事であっても、「求む女性」と表記

出来なかった記憶があります。

企業としては、男性を採用したいにも拘わらず

試験適応能力、コミュニケーション能力、

アピール力すべてに優秀である女性が大勢

エントリーしてきます。

当然ながら、女性より男性のほうが多く採用され

女性達はなんで??となります。

雇用機会均等法があるのにどうしてだろう??

ということから、絶対私に合う仕事があるはず、

どこかの企業が採用してくれるはず、

と思い、転職を繰り返すことになります。

この時代はバブルもはじけて、

正規雇用を控える企業も出てきて

派遣が猛威を振るう時代です。

就職がなくても、とりあえず派遣登録を

していれば、仕事はある。

ということで、きちんとしたキャリアを

育むことなく、いろいろな職業(企業)を転々と

するようになります。

ジョブホッパーが多いのもこの世代の特徴では?

時代背景もあるとは思いますが、

タイミングが悪かった世代だと思います。

もっとも問題なのは、

派遣の仕事がキャリアになると思ったことです。

派遣は責任を持たされない仕事です。

仕事には必ず責任が伴います。

その意識を育てることができませんでした。

また、30歳にもなってまだ、何をしたいのか

わからないという人もいました。

自分探しの旅に出て、放浪してしまっている世代です。

ここから学ぶべきことは

企業の思惑ということを理解して

大企業ばかりでなく、自分が責任を持って

仕事が出来る、もしくは任せてもらえるような

中小企業を狙うべきです。

中小企業に優秀な人事が入れば、規模が小さいが故に

結果が見えます。

結果が見えると女性はもっともっと面白くなって

働く意欲もわいてきます。

派遣という目先のエサにつられないように