女性が管理職になる必要があるのか?
1月31日の朝日新聞に
内閣府が、企業の女性登用状況をHPで公開するという記事がありました。
公表することで、女性の登用を促進したいとの思惑です。
背景として、日本企業の女性管理職の割合は約8%、
欧米では3割を超えるということが挙げられていました。
つまり、管理職の数を欧米並みにしたいということでしょうか?
これに対して、上場企業3600社のうち掲載を承諾したのは、約3割とのこと。
女性が管理職になる必要があるのか
私は疑問を持ちます。
日本には昔から立身出世という言葉があり、
出世の意味するところは、トップに立つこと、つまり社長になることを意味していました。
社長でなくても、せめて部長くらいにはなりたい、と言っていた一部上場企業の男性社員がいました。
でも、それは男性目線の考えで、部長になりたい、取締役になりたい、社長になりたいと思って
入社する女性はどれくらいいるでしょうか?
もちろん、そのような意識を持って就職した女性もいます。
しかし、女性にとって、管理職になることが働くことの最終目的なのでしょうか?
女性の考えは、上に立つというより、自分の能力がきちんと生かされる仕事か否かだと思います。
自分の能力が会社に求められ、社会の役に立っていれば、管理職である必要は無いのでは?
むしろ、部下の管理とか、予算とか本来の自分の能力以外のところで、
煩わされることは望まないと思います。
つまり、女性の場合、ゼネラリストではなくスペシャリストを育てることを主眼に置くべきです。
スペシャリストで育っていけば、必要であればその上をねらって、管理職にも挑戦するでしょう。
つまり、女性の場合管理職登用は結果であって、目的にしてはいけないということです。
例えば、STAP細胞を発見した小保方晴子さんに一定の成果があったので、
あなたを理化学研究所の所長に抜擢します、といっても本人は喜ばないでしょう。
それどころが、せっかくの才能をどぶに捨てることになると思います。
女性の雇用は増やすべきです。
けれども、最終目的を管理職にする必要はないと思います。
小保方さん残念です!