マダムゆうこの独り言

PR会社社長。子どもを育てながら仕事を続けてきた経験をもとに働く女性を応援したい。

人を思いやる気持ち

私は、Facebook とか twitterなどが好きではありません。

公人やタレントならともかく、今日どこに行った、何を食べたなどの個人情報を

世界中の人に教える必要はないし、教えても誰も興味を示さないと思います。

単なる自己満足以外の何者でもないと思います。

職業上の必要性を感じてアカウントだけは持っています。

しかし、先日の朝日新聞の「ひととき」にとてもすばらしい

twitterでのやりとりが投稿されていました。

全文を紹介したいのですが、とても長くなるので、要約すると。

それは内定がまだ決まっていない就活中の女子大生が、

高校時代の友人のtwitterににっこりと笑った

顔文字があるのをみて、彼女の内定が決まったことを知ったという投稿。

まず、友人は内定決まったよ!などとはつぶやかずに顔文字ひとつで

それをあらわしたこと。

次に投稿者はそれで彼女が内定をもらったと感じたこと。

そして、投稿者は本当は友人が内定決まったと声を大にしていいたいところ、

まだ決まっていない人もことを考えて、絵文字だけで我慢していると察したこと。

自分はまだ決まっていないので、素直におめでとうといえない。

そんな投稿者がつぶやいたことは、

「親友が内定をもらったみたい。おめでとう。

でもきっと今会ってもあせる気持ちから、素直にいえない・・・かな。ごめんね。・・・・・」

の投稿に対して、友人からは

「きっと今その親友、山の手線でうるっとしながらこのツィートみているよ」

なんて素敵なツィートなんでしょう。

日本人としてのDNAが詰まったやり取りだと思います。

直接ではなく間接的に相手を思いやった投稿。

このようなツィートができる大学生がいるのはうれしい限りです。

伊藤左千夫の「野菊の墓」という小説を思い出しました。

ツイッターもこのように使えばやってもいいかな?

こんな思いやりのある人だったら、きっとすぐに内定がもらえるでしょう。

ファイト!